10.腱の老化
体のなかで老化の早く現れ易い部位は、コラーゲンの多い場所、すなわち、皮膚のシワやタルミ、血管の弾力性が失われて起る動脈硬化や高血圧、骨がモロクなる骨粗鬆症、関節のの靭帯が固くなって柔軟性がなくなる関節痛も、コラーゲンの変質と量の減少、これすなわち老化の現象なのです。難しい言葉で言うと、体を丈夫にしようとして細胞や組織の間を支えている分子間の橋渡をしている“分子間橋”と言うものが年とともに増えてきてコラーゲンそのものが柔軟性をなくしてしまうからなのです。
(財団法人軽種馬育成調教センター BTCニュース 2002年47号より)