サルタリィ・ベンは、競走馬飼料・競走馬サプリメントを通して丈夫な馬づくりを応援しています。
競走馬飼料として多用されているゼラチン、コラーゲンとアミノ酸の補給を目的とした純品100%タイプゼラチンは、
予防医学の素材としても重要な物質です。
運動器(蹄・骨・関節など)の健康に!若馬の成長に!胃腸の健康・疲労回復に!




腱のしくみを知ろう
最近、競馬の世界で注目されている腱(靭帯を含む)にまつわる言葉として、『腱炎』、『不治の病』、『コラーゲン』、『若返り物質』などと新聞等でもよく見かけます。特に競走馬では『腱炎・屈腱炎』が注目されています。また、人では腱にまつわる言葉として、アキレス腱が切れた時に激しい痛みが起り、爪先での歩行ができなくなるため、昔から急所を現す代名詞として『アキレス腱』が使われています。 今回の号は、クローズアップされている腱・靭帯の仕組みを知り、読者の皆さんと共に人間自らが若返り、健康な育成馬を育てようではありませんか。
1.腱の素になっている物質それがコラーゲン
コラーゲン(正式名はコラゲン)は、化粧品や健康食品で良く使われる物質で、若返りのタンパク質として注目されています。 人間の体の中にある全タンパク質の約30%は、コラーゲンだと言われています。コラーゲンが熱で変質した水溶性の物質を『ゼラチン』と呼びますが、これは煮魚の『煮こごり』すなわち純度の高い『膠』なのです。
こんなに大量のコラーゲンが体内にあるのは、体を支えるのに不可欠なタンパク質だからです。難しい言葉で言うと、コラーゲンは腱の膠原線維(コラーゲン線維とも言う)をつくっている物質で、グリシン、プロリン、ヒドロキシプロリン等と呼ぶ化学物質からなる膠の素を言います。そのコラーゲンの作用は、細胞と細胞の間の境界を作ったり、骨や筋肉を支えたり、組織同士を結びつけたりする役目をしているのです。

(財団法人軽種馬育成調教センター BTCニュース 2002年47号より)